ページトップへ戻る
  • 介護レクへのロボット導入を今こそ検討すべき理由(1)
  • 読み物
  • 介護レクへのロボット導入を今こそ検討すべき理由(1)

介護レクへのロボット導入を今こそ検討すべき理由(1)

2017年11月16日 コラム 介護レク

介護レクへのロボット導入を今こそ検討すべき理由(1)

人工知能、IoT(モノのインターネット)などの登場により、IT技術は大発展の時代を迎えています。そのインパクトはすさまじく、「現在は産業革命の時代だ」と主張する専門家もいます。世界各国がこの流れに乗り遅れまいと力を注いでおり、誇張に過ぎないと切り捨てられる時勢ではありません。

その影響は介護業界にも及んでおり、近年、介護ロボットの導入が期待されています。今回は「ロボットが変える介護レクリーション」をテーマに、その動向をご紹介します。

日本で介護ロボットが必要とされる理由

そもそも介護業界へのロボット導入の動きがあるのは、なぜでしょうか。政府、官公庁が考えているのはこのようなストーリーです。

「大手IT企業」と聞いてすぐに名前が挙がるのは、Google、Microsoft、Facebookといった海外企業。しかし、日本も産業用ロボットの分野では世界トップクラスのシェアがあり、「ロボット大国」として知られています。また、ご存じの通り、日本は少子高齢化が急速に進んでいる「課題先進国」でもあります。

社会のあり方を変えようとしているIT技術の進化、日本が得意とするロボット、そして、少子高齢化。この3つを組み合わせると

IT技術の進展に乗り遅れないように、日本が得意としているロボット技術を発展させよう
ロボットを、少子高齢化による人手不足の克服に活かそう
諸外国もいずれ深刻な少子高齢化に直面する。一足早く直面する日本は、先行してノウハウを得られる

というビジョンを描くことができます。つまり、IT技術の進化に乗じて、少子高齢化というピンチをチャンスにしてしまおうというわけです。ロボット活用が見込まれている業種は多岐にわたりますが、介護業界はとりわけこのピンチによる影響が大きく、換言すれば、その分だけチャンスに恵まれている分野なのです。

介護ロボットの種類

「介護業界にロボットを」という発想自体は比較的分かりやすいものの、介護ロボットにはさまざまな種類があり、施設や業務内容に合ったものを探すのは簡単なことではありません。たとえば、使用シーンに着目すると以下の4種に大別できます。

介護従事者の負担を軽減する「介護支援型ロボット」

介護支援型ロボットとは、移乗、入浴、排泄といった介護業務をサポートする機能を持つタイプ。有名なのは、重い物を持ち運ぶときの負荷を下げる「パワーアシストスーツ(パワードスーツなどの名称も)」です。施設運営の手間を省くことから、「ルンバ」のようなロボット掃除機もここに含まれます。

高齢者の自立した暮らしを手伝う「自立支援型ロボット」

自立支援型ロボットは要介護、支援者に対して直接的にサポートする機能を備えており、車いすのように乗れる電動自動車(トヨタ自動車「i-REAL」など)、転倒の恐れがなく、高齢者1人で利用できるリハビリマシンなどが該当します。

見守り支援などを行う「セキュリティ型ロボット」

セキュリティ型ロボットは無線通信、センサーを使って、高齢者の状態や居場所の把握などを行います。家電を利用した在宅介護に利用しやすい製品も開発されています。

介護レクリエーションなどに活用できる「コミュニケーション型ロボット」

コミュニケーション型には、かつて人気を博したペットロボット「AIBO(アイボ)」など、高齢者を楽しませる機能を持ったロボットが該当します。介護レクリエーションの効果向上、負担軽減などをうたう「パルロ(PALRO)」「Sota(ソータ)」といった製品もあります。

介護レクにロボット導入する3つのメリット

もしも今、導入に着手するのであれば、介護レクリエーションに利用できるコミュニケーション型が良いのではないでしょうか。その理由としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 介護レクでの利用なら、1台を多人数で利用できる
  • 働き手、施設利用者双方が効果を体感できる
  • 認知症予防などサービス品質に直結する訴求点がある

介護業界でのロボット活用は政府レベルで進められており、遅かれ早かれ、ロボットと一緒に働くのが当たり前になる時代が来るでしょう。経費面での不安も大きいですが、レンタルプランを利用するなどして賢く導入を進めたいものです。