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【保険外サービス展2017】パソコン教室から生まれた脳トレ「脳若」シリーズ 脳トレ×コミュニティで効果を加速

2017年2月20日 ニュース 介護一般

【保険外サービス展2017】パソコン教室から生まれた脳トレ「脳若」シリーズ 脳トレ×コミュニティで効果を加速

1月末、東京ビッグサイトにて「保険外サービス展2017」が開催。介護保険制度の枠組みにとらわれず、自由な発想で高齢者の介護、生活支援に取り組んでいる事業者たちがブースを出展していました。

今回は、人と人との絆づくりで認知・生活機能向上効果を加速させる脳トレサービス「脳若」シリーズをご紹介します。

脳トレ×コミュニティを目指す「みつおか式 脳若トレーニング」

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「みつおか式 脳若トレーニング」は、2010年の提供開始以来、100以上の事業者、45ヶ所を超える自治体に採用されている、福岡県の企業・サムライトによる認知機能向上プログラム。大まかに言ってしまえば「iPadを活用した介護・認知症予防向けの脳トレ」で、実際、新聞などで取り上げられる際にはこのような見出しが使われています。

しかし、同プログラムは、代表取締役・光岡眞里氏がシニア向けパソコン教室の講師を経験したことでひらめいた”人々が継続的に同じ場所に通うことで生まれるコミュニティを活用する”というアイディアから生まれており、単なる「脳トレ」ではないのだといいます。

そのことは自治体、介護施設向けの「脳若トレーニング」の後、その他のコミュニティスペース向けの「脳若ステーション」、家族内での利用を見越した「脳若ケア」と、各集団にフィットした類似サービスをリリースしていることからも分かります。単に頭を使うだけでなく、誰かと一緒に楽しめるようにすること、それによって継続性を高めることをを狙いとしているのです。

介護事業者以外にも導入しやすい「脳若ステーション」

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「保険外サービス展2017」で紹介されていたのは、2014年から運用を開始した「脳若ステーション」と、2016年末ごろに発表した「脳若ケア」でした。

「脳若ステーション」は「『脳若トレーニング』の体験教室」という位置づけで、介護業界との関連性が弱いパソコン教室のような施設でも導入しやすいのが特徴。人材育成から行えるように、「コミュニケータ」と呼ばれる講師の「認定制度」が設けられており、テキストやDVDでそのノウハウを学べるようになっています。

トレーニングには専用のアプリをインストールしたiPadが使われ、利用できる教材は「コミュニケーションゲーム」「記憶トレーニング」「音読/書き取り」など約600種類。さらに新しい教材の開発も毎月行なわれています。これには、コミュニケータが高齢者それぞれの能力に合わせて難易度、重点を調整したカリキュラムが組むことに加え、同じメニューの繰り返しで飽きないようにする目的もあるのだそう。

家庭のような小規模集団を視野に入れた「脳若ケア」

コミュニケータが中心になって行なわれる従来のものとは対照的に、「脳若ケア」は研修無しに利用できるよう設計されたサービス。生活機能、認知機能の低下が比較的大きい要介護者、要生活支援者を対象に、小規模な集団向けに開発されており、介護施設のみならず、家庭内でも活用できるようにできています。

エビデンスを重視し、九州大学との共同研究も

一般的な「脳トレ」系アイテム、サービスとの違いとして、もうひとつ”エビデンスを重視していること”が挙げられるでしょう。ここ数年、実証実験の成果などを学会で発表しており、2015年度から九州大学との共同研究プロジェクトもスタートさせています。

また、認知機能を測定・記録する「脳若チャレンジ」独自の評価スケール「NoAH」と、その他の認知機能評価スケールとの相関関係を調査する試みも。データ同士をひも付けることができるようになれば、「脳若」シリーズは介護関係者がより使いやすいツールとして発展していくかもしれません。

人同士の絆を大切にしつつも、データを重視した開発が進められている「脳若」シリーズ。パソコン教室という少し変わった出自を持ったサムライトならではのサービスといった印象です。

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